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投稿者 TAKA
この梅雨が明けたら、夏本番!
それまでにいろいろ備えておかなければ…
と言うことで、このたび12L(リットル)のスチールタンクを買いました。
設備投資です。
と、偉そうに言いましたが、
買ったのは2本だけですけどネ
ちょっとここでタンクの雑学。
まずマイタンクを所有している方はいないと思うので、
意外と知られていないのが、タンクのお値段。
いくらと思いますか?
このたび購入したアクアラング製の12Lメタリコンタンクは、
1本が定価109,000円(税別)します。
高い?
それとも安いとお感じですか?
さて次に重さはどれくらいでしょう?
今回購入したタンクは約15kgです。
細かく言えば、右のタンクが15.4kg、左のタンクが15.3kg。
同じ12Lタンクでも製造課程で重さに若干の違いが出ます。
その表示はタンク表面に W15.3kg と言うかたちで刻印しています。
ちなみにWとはウエイト(Wight)のことです
潜降が苦手な方はタンクを借りる際、
少しでもタンクの重たいものを選んだらいいかも
ちなみに15kgはお米一升(10合)と同じです。
幼児(2歳以上~3歳未満)の平均体重もそれくらいです
それくらいのお子さんをお持ちのお母さんって、
30分くらい平気で抱っこしていますよね。
それくらいの時間、タンクを抱えろと言われたら、僕はムリです
うーん、母は強し…ですネ
タンクの外径は188.7cm。
これはスチールタンクであれば8Lでも10Lでも同じ周囲。
なのでグリップロックタンクベルトは一度調整しておくと、
どの大きさのタンクを使っても、取り付けは調整なしで簡単にできます
ただアルミタンクは胴体の周囲が185cmと若干短くなっています。
ですので、沖縄などでアルミタンクを使うときは、
グリップロックタンクベルトを少しきつめに調整する必要があります
先述のようにタンクには8、10、12、14Lとサイズバリエーションがあります。
トリトンには小柄な女性ダイバー用に8Lを5本ほど所有しています。
が、この8Lタンクは需要が少ないのか、
市場ではもうほとんど出回ってないみたいです。
アクアラングのカタログにも8Lタンクは載っていません
(左が8Lタンク)
最後にタンクの空気量と重さについてお話します。
今回購入したタンクの"12L"と言うのはタンクの内容積を表します。
実際の空気の量は、それに圧力を掛けた値です。
例えば12Lタンクに200気圧の空気が充てんされていれば、
空気量は12×200=2,400L となります。
この空気量でダイバーはどれくらい呼吸できるのでしょうか。
もちろんそれは深度や肺活量によって違います。
アクアラングのカタログには興味深いデーターが載っています。
この2,400Lの空気量では、
水面で120分、水深10mで60分、水深30mで30分くらい呼吸できるそうです。
志賀島のような浅瀬であれば70~80分は大丈夫なのかな。
あくまでも目安とのことですが。
この12Lタンクはエアー消費の早いダイバーにお貸ししています。
そう、一般的にダイバーが使うタンクは10Lです。
ちなみにこの10Lタンクであれば、フルの状態で2,000Lの空気量。
アクアラングのカタログでは、
水面で100分、水深10mで50分、水深30mで25分くらい呼吸できるとのこと。
エアー消費の気になる方はやはり12Lの方が安全、安心ですね。
ただ10Lと12Lではタンクの重量が2kg弱も違います。
背負っているタンクの大きさによって、
適正ウエイトが変わってくることは理解しておきましょうネ
今日の『トリトンデイリィ』 はタンクのお勉強でした。
ではまた。
ごきげんよう